第94回福袋演芸場”春風亭一之輔卒業公演「一之輔被害者の会」”
2012年5月3日(水) 10:00~ 池袋演芸場
春風亭朝也 「唖の釣り」
古今亭ちよりん「芝居の喧嘩」
三遊亭天どん 「私をそば屋に連れてって」
春風亭一之輔 「青菜」
今回はこの3月21日から真打になった、一之輔師匠の「福袋演芸場での」卒業公演。
新宿末廣亭で土曜日の夜にやる「深夜寄席」と上野鈴本演芸場で日曜日の朝にやる「早朝寄席」での卒業公演は真打昇進前に済ませていたけど、ここだけは公演日が旗日という特殊性からか卒業公演がここまで延びてしまった。「福袋演芸場」は二ツ目の勉強会という位置づけなので、本来なら真打の一之輔師匠は出演できないんだけど、卒業公演というけじめがついていないので、今回は特別にということだろう。
この日は朝から雨というあいにくのコンディションだったが、卒業公演というけじめの日だからか、それとも雨で他に行くところがなかったというのか、立ち見が出るほどの大入り。もっとも、池袋演芸場はキャパが小さいので、うっかりしているとすぐ立ち見になってしまうんだよね。会場についたのは9時ちょっと過ぎだったけど、もう行列ができていたくらい。そのせいか通常開演30分前の開場時間を繰り上げて入場させていた。
落語の前には、本日の出演者が勢ぞろいして、一之輔師匠との思い出話。他の三人の口撃に一之輔師匠も防戦一方だったような。後天どんさんが妙に屈折した感じのネタだったのはどうしてかな?
トリの一之輔師匠は「青菜」をタップリと鬼気迫る内容で。これが一之輔落語なんだよな。
次回は7月16日の海の日。
この日は「地下室デ珍品ヲ愛デル会」と称して寄席ではなかなかかからない珍品ばかりをかけるとのこと。何がかかるんだろうねぇ?
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