うちには、K-POPのCDは3枚しかありません。それも「Let's gO to My Star」、「WA come on」、「Heaven/ワ-come on-」とヒョニーこと李成賢のものばかり。あ、もっとも「Let's gO to My Star」以外は日本語で歌っているから、厳密には1枚か。
これを買ったのは、たまたま本屋で見かけた「マンガで見る韓国史」とかいう本に、彼女の「パックォ」が取り上げられていたから。この曲が韓国の政治を動かしたとかいうところに興味を持ったからです。
この程度の予備知識しか持たずに聞いたものだから、実際の曲はテクノ調なのに驚いた記憶があります。彼女が「韓国のテクノクイーン」と言われていているんですね。
ただ、このCDを手に入れた自分、ぼくは心を病んでいて、パックォはまあなんとか我慢して聞けたものの、他の曲は刺激が強すぎて、受け止めることができませんでした。それ以後、K-POPのCDを買っていないところを見ると、これがトラウマになっているのではないだろうか、と思います。
今のK-POPブームですか。う~ん、否定はしないけど、諸手を上げて歓迎という程でもないな。やはり最初がヒョニーだったのが、問題だったかなぁ…
全般的にアコースティックサウンドを強調したシンプルな曲が多いけど、3のÇinekliはブラスを強調した賑やかな感じの音になっている。Çilekliは最後にもアコースティックバージョンが収録されているので聴き比べが可能である。
彼女のアルバムは「Sade ve Sadece(シンプルに、そして、ひとりで)」以来聴いているけど、昔は吠えるような感じの声で歌っていたけど(トルコでアラベスクと言われるジャンルに分類される女性歌手はだいたいそう。彼女も昔はこのジャンルに分類されていたけど、他の歌手に比べると、抑え目だった)、今はそれに比べるとシンプルで聴きやすくなった。
自分の秋の夜長は、落語とトルコのポップスと共に更けていくかも。
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