黒門亭第1876回(3月3日第2部) ひなまつり女子会
柳家花どん「金明竹」
三遊亭粋歌「バリバリ女子大生」
神田茜 「初恋えんま」(講談)
川柳つくし 「廃棄物くん」
3月3日は女の子の節句。というわけで、この日の黒門亭の第2部は、出演者は一番最初に出た花どんさんを除いてみんな女性。また、演目も花どんを除いて、みんな新作だった。
唯一ネタ出しだったつくしさんの「廃棄物くん」は時事ネタ。電気料金の値上げに頭を痛めた弱小企業(と部下が言うと、「中小企業と言いなさい!」とすぐ訂正する)社長が風力発電ならぬ、糞力発電に取り組もうとしそのPRを嵐の大野くんを呼んで大々的にやろうとしようとしたんだけど、その手の話に疎い専務が呼んだのは…、という噺。扇子と手ぬぐい以外に、怪物くんのCDとウォークマンまで持ちだしての熱演だった。一応音曲噺になるのかな、これ。
粋歌さんの「バリバリ女子大生」は、卒業旅行でバリ島に言った女子大生2人が、寺院でガネーシャ(「夢をかなえるゾウ」の神様のモデルになったヒンドゥー教の神様)あやしい売人に付きまとわれ、最後の最後は…という噺。この費用を稼ぐためのバイトが一人は空き缶拾いで、もう一人がさくら水産の接客というのが、情けなくて笑えた。そういえば、御徒町から黒門亭へ向かう途中の交番の隣にあったさくら水産、いつの間にかなくなってたなぁ…
唯一講談だった茜さんの「初恋えんま」は閉店セールで圧死したオバサンが死後、閻魔大王の尋問に対しいろいろダメ出しをして、あべこべにやり込めるという話だった。
高座が女性だけだと、華やかな感じがしていいね。この際、開口一番も女性の前座にやらせればよかったのに…
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