3/5に練馬地区の国際興業バスのダイヤ改定が行われる。
国際興業バスニュースNo.15
主だったところは、
増回
光02 池袋駅東口~平和台二丁目・光が丘七丁目~光が丘駅線
平日ダイヤ始発の繰り上げ、終車の繰り下げ、土曜・休日ダイヤの夕方以降の増回、終発繰り下げ。
赤01 赤羽駅西口~環八~練馬駅線
平日15時以降の便の増回。
利便性向上のための時刻見直し
石02 石神井公園駅北口~比丘尼橋~成増駅南口線
石03 石神井公園駅北口~比丘尼橋~練馬北町車庫線
路線廃止
練92 上板橋駅~練馬北町車庫線
光01-2 日大練馬光が丘病院~光が丘七丁目・平和台二丁目~練馬北町車庫線
光03-2 日大練馬光が丘病院~田柄五丁目・桜台駅~練馬区役所線
減回
池55 池袋駅東口~大山~小茂根五丁目線
光01 光が丘駅~光が丘七丁目・平和台二丁目~練馬北町車庫線
光03 光が丘駅~田柄五丁目・桜台駅~練馬区役所線
光04 光が丘駅~田柄五丁目・錦団地~練馬北町車庫線
といったところだ。
まず、増回となった路線について。
光02系統の増回は、まあ妥当なところだろう。何しろ、光が丘地区から池袋に直行できる唯一の交通機関(鉄道の場合、豊島園か練馬で乗り換えが必要)だし、東武東上線が何らかの理由で運転見合わせになった場合、池袋~東武練馬間をバックアップ可能な唯一の交通機関でもある(下赤塚以遠は、東京メトロ有楽町線や副都心線がある)から。実際、そうなったときには、あふれんばかりに乗客が殺到したのを何度か経験している。一度は、光が丘駅行最終バスに殺到して、積み残さざるをえないこともあったっけ。それもあったかもしれない。
赤01系統の増回は、うまく需要を掘り起こし続けている、という形だろう。2007年9月の開業以来、ダイヤ改定の度に本数を増やしている感じだから。開通後には、西台公園、環八若木二丁目とバス停も新設されたし。ま、もっとも、これは、志村消防署~練馬北町車庫間の距離がかなり開いていたせいもあるけど。
次は廃止になった路線について。
練92系統は、今はなき上板01系統(上板橋駅~練馬春日町駅~桜台駅のち、練馬駅間)などの出入庫路線だったが、上板01系統なきあとは、王54系統(上板橋駅~大和町~王子駅間)の出入庫路線、となっていた。
ところが、出庫路線として機能しているのは平日の朝だけで、その他の時間帯は上板橋駅まで回送で出庫していたから、はっきり言ってこの時点で、出庫路線としての機能は無くなっていたと行ってもよいだろう。入庫の方は、上板01系統が廃止されてからは、王54系統の入庫路線としての意味はそれなりに持ってはいたものの、出庫側のダイヤがダイヤだけに、片道輸送とという感じになり、利用者にとっては使いづらいダイヤになっていたことは否めない。
それにほとんどの区間で他の路線が並行し、独自区間は上板橋駅~上板橋二丁目間のみとなれば、出入庫は回送で、と割りきっても影響は少ない、と判断されたと思われる。
光01-2、光03-2系統は、光が丘駅~日大練馬光が丘病院間が西武バスや練馬区のコミュニティバスが並行している、という理由で廃止されたと思う。それに光が丘駅経由で日大練馬光が丘病院へ向かうルートは、もともと西武バスが通っていたルートなので、このルートで行く場合は西武バス、という暗黙の了解が利用者にはあったように思われる。まあ、このルートを通る国際興業バスが2系統合わせて、5~6本/日では、影がさぞ薄かっただろうが…
続いて減回となった路線について。
これらは、光02系統増回の影響が強いだろう。池55系統は池袋駅東口~下頭橋間、光01系統は全線、光03系統と光04系統は田柄町~平和台駅間が光02系統と並行する。光01系統にいたっては、練馬北町車庫~平和台駅間が同じく増回となった赤01系統とも並行する。国際興業バスとしては、光が丘地区や池袋駅東口始発の練馬営業所担当路線は、光02系統をメインに据え、他の路線はサブとする考えなのだろう。光04系統は光が丘駅~田柄町間、平和台駅~練馬北町車庫間は独自区間があるけど、光01系統と一体で運用されていることを考えれば、減るのもやむを得ないか。
ざっと見回せば、今回のダイヤ改定、割と納得のいく改定だな。光02系統の運転時間帯がもっと伸びれば、なおいいけど、それを言うのは贅沢なのかなぁ?

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