招き猫交代
昨日に引き続き今日も世田谷ボロ市へ。
本当は昨日1日で済ませるはずだったのだが、今年の分の招き猫を納めに行くのを忘れてしまったため、今日も行く羽目に。
これが今年の招き猫。小サイズのものを2匹。左側は右手を上げている福を呼ぶほう、右側は左を上げている人を呼ぶほう。
あれ、小判は? と思うかもしれないけど、世田谷の豪徳寺にある招き猫の像(ボロ市の招き猫はこれにちなんで売られている)にはあげていないほうの前足で小判を持たないのが正式らしい。なんでも、「機会は平等に与えるが、それを物にするかどうか(=小判)は本人の心がけ次第」ということで小判は付かないらしい。ついでに言うと、豪徳寺にある招き猫はみんな右手を上げていて、左手をあげているものはないらしい。左手は不浄の手だから、ということで。
こちらは今年買った招き猫。2組買ったうち、こちらは赤猫と黒猫のペアである。
赤猫は「疱瘡や麻疹は赤い色を嫌う」という言い伝えにちなんだもので、病よけに、黒猫は「黒猫は夜目が効く」と言う言い伝えにちなんで、魔よけとされている。欧米では黒猫は魔女が飼っている猫の色だから、と言うわけか、縁起が悪いと嫌われることが多いが、日本ではそう不吉なイメージがないところは意外。ま、日本も明治以前は喪服は白(新見南吉の「ごんぎつね」で兵十がおっかあの葬式のときに白い裃を着ていたのはそういうわけ)だったというから、黒=不吉とはならなかったようだ。
こちらは金猫と銀猫。こんなのもあったりする。
金猫、銀猫はお金を呼ぶ猫だとか。豪徳寺の招き猫は小判を持っていないので、色でこちらは区別するようである。
この他、青猫は交通安全とか、ピンクは恋愛成就とかあるらしいが、ボロ市ではそういうものは売っていなかった。この辺は近年営業品目(?)に加わったのかもしれない。
ちなみに、なんで今年は赤猫、黒猫を買ったのかと言うのにはちょっとしたわけがある。
今月頭からおふくろが入院しているからだ。だから、病よけ、魔よけの猫でせめてもの慰めにというつもりで買ったのだが、よく考えたらこれは来年用の招き猫。今年病室に持っていったら、
「年は病院で越してくれ」
と言っているのと同じではないか。おふくろは入院生活が嫌で嫌でたまらないらしく、親父にいつ退院できるのか、と愚痴ばかりこぼしている、と言うのに… 親父も病室にはそんなものを置く余地がないから、持って行っても仕方ないとの言っているし…
とはいえ、縁起物だから今更返品とはいかんだろうし…
仕方ない、家で飾ることとしよう。
(おまけ)
昨日の日記に書いた「玉電ようかん」の発売元、まちもりCafeの写真。
自分が買ったところは、世田谷ボロ市通りの出店だったけど、こちらでも「玉電ようかん」は売っている。
ちなみに場所は、世田谷線世田谷駅を降りたら、南側へ向かって歩いていって、もう少しで世田谷通り、というところの右側。 「玉電ようかん」他Tシャツなどの玉電グッズも扱っている模様。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
くりにゃーさん、こんばんは。
招き猫は本当に毎年買い換えるものなのかどうかは自分も知りません。ただ、その年によって願い事が変わるのでなんとなくこうなっています。
ところで来年の世田谷ボロ市は1月、12月とももろに平日なんですよね。いつ替えに行こうか…
ハッピーマンデー法施行前は、1月15日は確実に休みだったんですけどねぇ…
ところでボロ市といえば世田谷が有名ですが、練馬の関町でも関のボロ市というのがあるそうです。こちらは12月の9日、10日しかないそうですが。
あ~、こっちも来年は平日だよ。参ったなぁ…
投稿: ごまめ | 2007/12/18 00:59
招き猫って、うそ、や熊手と同じく、毎年買い換える物なんですか。
ふむー。
年越しの縁起物なんですね。
うちには招き猫、いないんですよ。本物の猫さんを飼いたいなー。
投稿: くりにゃー | 2007/12/16 23:37