9mクラス大型路線バスは死なず
9mクラス大型路線車と言って、どれだけの方がおわかりになるだろうか?
大型自動車の運転免許を持っている人なら「教習車のバス」と言えばお分かりだろうか? 首都圏だと国際興業バス、関東バス、京浜急行バス(ただし、こちらは幅を中型者並に幅を詰めていた)くらいでしか見かけなかったタイプである、と言えばおわかりだろうか?
このクラスは、実際に営業に使われることもあった(1980年代半ばの国際興業バスはこのタイプばかり増備していた)が、それとは別に大型運転免許の教習車としての需要が高く、教習車仕様で教習所に納車、と言う例が多かったらしい。そして、バスの乗客減少と、中型車のレベルアップに伴って、営業用車としての需要はますます減って、もっぱら教習車用として製造されていた、と言う感じのバスであった。
ところが、運転免許区分の改定によって、今後はバスベースの教習車は11mクラスの大型車が当てられることになり、そちら方面の需要も見込めないと言うことで、一足先に撤退した日野と三菱ふそうに続き、このクラスに強かったいすゞも撤退した後で、日産ディーゼルがこのクラスに参入したとのこと(バスラマNo.95の記事による)。
と言うわけで、このクラスは日産ディーゼル車しか選べないことになるのだが、果たして需要はどれだけあるのだろうか? 関東バスと阪急バスと西鉄系のバス会社くらいしか受け皿はなかったりして...
« いじった記憶はないのだが... | トップページ | えっ、歌丸師が? »
「乗り物」カテゴリの記事
- 練馬区光が丘地区のバス路線に変更(2012.04.09)
- 春の嵐で右往左往(2012.04.03)
- またやってくれましたね、東武さん(2011.09.22)
- 関東バスの話題2題(2011.07.23)
- 国際興業バス、明日より平常ダイヤへ(2011.03.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント