朝も早よから...
午前中、妹が署名用紙を持ってやってきた。
内容は簡単に言ってしまえば、「道路整備のため、と称する自動車関係諸税の一般財源への繰り入れに反対する」というもの。
両親は素直に署名したが、私はちょっと別の意見があるので、署名をためらっていたのだ。それが元での兄妹げんかである。
別の意見といっても、「まるごと」一般財源への繰り入れは反対。でも、一部を公共交通整備に回す(ある人の意見ではその数%をまわすだけで十分、という話を聞いたことがある。こう言う言い方はあまり好かないが、ヨーロッパだと大都市圏内に事業所をおく企業から、公共交通整備の目的税をとっている所、石油関係の税のかなりの部分を公共交通整備に当てている)ことで、結果的に実が取れればそれでいいのではないか、という気がしているからだ。これがためらった理由。
もちろん、今の税率が本当にこれでいいのかどうかは別だ。ここ最近は、5ナンバーの新車の種類が減って、やたらに3ナンバー化(VWのゴルフやニュービートル、スバルのレガシィやインプレッサセダンまで3ナンバー化、と言うのには正直言って、二の句が継げなかった)したら、確かにどかどかと税収は上がるだろう。5ナンバーに比べて3ナンバーの法が以前ほどにはないにしろ、税負担は重かったはずだから(今でもそうかもしれない。でも、所得税導入時に簡素化されて、その差は縮まったとか言う記憶がある)。
結局、あの署名で何を求めたいのだろう?
「税金が高いから、安くしろ」なのか、「今ある金を使って、ガンガン道路を整備しろ」なのか、「有料道路を無料化しろ」なのか、もっと他にあるのか。
でも、公団だと本当に必要な道路なのかきちんと見極めずに道路を作ってしまうから、とか言う理由で、道路公団を3つの株式会社に改組(「民営化」と言うマスコミが言葉はあえて使わない。最初は国が100%株式を持つ株式会社で、民間資本が全く入っていない、と言ってもいいものだから。どうしても、使いたいなら国が大株主でなくなったあたり、できれば国の資本が0になったあたりでそういってほしい)したのではなかったか。そのことを折り合いをつけるとしたら、「税金を安くしろ」なのかな、やはり。
« 下の親知らずを抜く | トップページ | まずは足元から »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 1月ぶりの書き込みです(2012.11.30)
- 秋分の日(2012.09.23)
- 財布がボロボロに成ったので(2012.09.15)
- 今の状態を一言で言うと、「リア空」かな?(2012.08.18)
- 心の叫び。一体どうしたらいいんだよう?(2012.08.11)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント