130子
双子はそう珍しくないだろうが、五つ子となれば、ニュースになる。いや、それはもう無理か。六つ子くらいにならないとだめかな?
ところで、130子と聞いたら、どう思います? そんなのあり得ないって? いや、あり得るのですよ。
といっても、人間ではありません。ねずみでもありません。バスです。バスって言っても、ブラックバスじゃないですよ。都営バスです。
ぽると出版発行のバスの雑誌、バスラマインターナショナルNo.88によると、2004年度購入の都バスの新車130台はいすゞエルガと日野ブルーリボンIIIばかり。この2車種実はうり二つ。というのも、いすゞと日野の統合モデルなんですね。昔は、ブルーリボンIIはいすゞから日野へのOEM供給という扱いだったのですが、新短期規制適合モデルへの移行に伴い、統合モデル扱いとなったんだそうで。
もっとも、130台中5台はCNG(圧縮天然ガス)エンジンなので、屋根上にCNGボンベのケーシングを載せているので、すぐ見分けがつきます。でも、こちらは全部エルガだそうで。
こういうことになったのも、1990~92年度に旧年式車を一掃するために、通常の2~3倍導入した(環境保全局が立て替えて、後で交通局がその分を支払ったそうな。なお、念のため、申し添えておきますが、環境保全局は知事部局、交通局は公営企業ですので、予算は別立てです)車両がそろそろ代替時期を迎えたと言うのが理由です。大量の置き換えが発生するので、少しでも車両を安く購入したい、また、どうせ入れるなら、少しでも長く使える車両を導入したい、ということで、新短期規制適合済みのものに絞られたようです。日産ディーゼルはまだ新短期適合の車種が出ていませんし、ふそうは例の一件がまだ尾を引いているようで、今回ははじかれたようです。
しかしまぁ、これで都営バスも一段といすゞと日野のシェアが増えそうですねぇ...もともといすゞは多かったんだけど、ますます...と言う感じ。日野も都市新バス路線が増えるたびに急速に勢力を伸ばし、ふそうがこけたら、ふそうを入れていた路線に代替で入るようになったし、ミドルロングと呼ばれる幅は中型、長さは大型のバスがいすゞのバスを使っていた営業所(いすゞはこの手のバスは自社で製造していなくて、日野からOEMしてもらっている)でも勢力伸ばしているし...
公営交通って、ある特定のメーカーのものに偏って、ということはあまりやらないんだよね。それやったら痛くも無い腹を探られるから。まあ、地元に関連企業がある場合は地域振興という目的も合ってそうなってしまうこともある(川崎市営バスにいすゞとふそうがやたらに多いのもそのせい。もうすぐなくなる岐阜市営バスがいすゞばっかりだったのもそのせい)けど..
もしかして、それ狙ってる?>慎ちゃん.
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