油脂となんばん
「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言ったのは、信長に焼き討ちされた信玄の菩提寺、恵林寺(えりんじ)の快川国師(かいせんこくし)。真冬に水攻めにされたら、「心頭滅却すれば水もまた温かし」と言っただろうか。
それはさておき、かつて写真のところのイラストにあったように見事なる骨体美を誇る私、暑さ寒さは人一倍体にこたえる身である。
そんな私の寒さを乗り切る手立ては、タイトルにあるとおり。油脂となんばんである。なんばんとは、唐辛子のこと。南蛮漬けと言う料理には唐辛子が入るから、南蛮漬けなのぢゃ! まちがってもとうもろこしとかかぼちゃ(これをなんばん、と言うところもある)を放り込まないように。
春夏秋は脂っこいものは極力避ける私も冬場は寒さを乗り切ると言う至上命題のために、油脂に関する許容範囲がゆるくなる。ラーメンは塩や醤油はおろか、味噌ラーメンも許容できるし(ただし、よほど冷え込む時以外は絶対だめ)、世田谷のボロ市などでは、牛スジ煮込みが常食となる。
こいつになんばんをばーっと振りかけてはふはふ言いながら食べる。アブラとカプサイシンの《しじょーさいきょーきょーりょく》(《》内の漢字は適宜当ててください)タッグで寒さを撃退するのだ。
辛さ、脂っこさの苦手でない人はお試しあれ...って、みんなけっこうやっているのかな?
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