カルククス
池袋東口に「とうがらし」という韓国居酒屋がある。「メニューは韓国でも、店員は日本人」ということはなく、店員も韓国人が多いようだ。「ようだ」と書いたのは、流暢に日本語を使ってはいても、発音がどことなく日本人と違うこと、厨房の中では韓国語が飛び交っていたことからの推測である。
で、なんでここに寄ったのかというと、金泳三元大統領が好物だと言うカルククスという麺がメニューにあったからである。ちなみに、「カル」とは韓国語で「包丁」、「ククス」は「麺類一般」を意味する言葉であるが、狭義では小麦粉で作った麺と言う意味らしいので、「うどん」と言っても当たらずとも遠からずかもしれない。
出てきたものは、九州ラーメンのように白濁したスープに、赤と緑のピーマン、海苔、ごまとシンプルな具の入ったやや平打ち気味のうどん。讃岐うどんのような腰はないが、それなりにおいしくいただけた。
で、このカルククス、出てきたときになぜかスプーンも一緒について来る。「韓国ではスプーンで麺類を食べる」というわけではない。まぁ、ラーメンのレンゲみたいなものなんだろうけど、文春文庫ビジュアル版の「B級グルメが見た韓国」を読んでいた私は、ふっと韓国式ラーメンライスの話を思い出し、ライスを追加注文した。先に麺だけさらい、残ったスープにご飯を入れ、それをスプーンで掬って食べるとやり方である。日本式ラーメンライスがご飯のおかずにラーメンなら、韓国式ラーメンライスはご飯は替え玉扱いと言う感じか。麺類をおかずにご飯を食べることに抵抗を感じる私は、こちらのやり方のほうがなじめそうだ。
で、かかった費用はカルククス680円、ご飯200円、焼酎グラス2杯で760円、それにお通し300円で1940円。
う~みゅ...
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