「着うた」
「着うた」配信制限の疑い レコード5社、公取委立ち入り
KDDIの携帯のサービス「着うた」で大手レコード会社が大手レコード会社が音楽配信会社に対する楽曲の使用許可を不当に制限しているとかいうことで、「ソニーミュージックエンターテインメント」、「東芝EMI」、「ビクターエンターテインメント」、「エイベックス」、「ユニバーサルミュージック」など大手5社を含むレコード会社10社と大手5社が共同出資している携帯電話への音楽配信会社「レーベルモバイル」などに公取委の立ち入りが入ったそうな。
なんでも、それまでのカラオケ業者などが先行していた「着メロ」では、原曲の作詞者、作曲者は著作権料を受け取ることができるが、レコード会社には料金授受の権利がないらしい。
これに対して「着うた」では、CDと同じ音源を使って、歌手の歌声を流すので、レコード会社にも著作権法に基づく著作隣接権が生じ、配信会社に対して楽曲の使用許諾権をもつほか、使用料も受け取ることができる。ということで、ここ最近CDの売上が全体的に低調になっている業界としては、新たな収益源として目をつけるのは、営利企業としては当然の行為とは言えるだろう。
しかし、問題はCDなどの音楽ソフトの売上の6割を握るといわれている大手5社が「着うた」の配信先を原則的に「レーベルモバイル」社に限定し、他の音楽配信会社が大手5社の人気歌手の「着うた」を配信できず、「レーベルモバイル」社のシェアが利用件数の7割と突出してしまっていることだ、という。このため、公取委では「着うた」の共同出資会社に自社製作の曲を重点的に配信させることで、不当に他社の事業活動を排除し、価格相場の維持(着メロは安いところでは10円/件だが、着うたは100円/件だそうな)を計っているとして、今回の立ち入りになったということだ。
ま、確かに他社の事業活動を排除するのはよくないことだろう。しかし、もっともっと根本的な問題があると思うぞ。
それは、携帯の使用マナー低下にこれらが一役、買っているということだ。
まったく、着信なんて自分だけわかればいいことだろうに。それをわざわざ大音量で他人に聴かせるなんて、どういう神経なんだか、私には理解できない。ただの音では味気ない、だの、個性の主張だの言うのはは理由としては認めんぞ、オレは。
これを契機に着メロだの着うただの着ボイスなどの配信会社が立ち行かなくなってくれればなぁ...
そういう目的の立ち入り検査ではない? でもオレは立ち行かなくなってくれることを真剣に望んでいる。街にはノイズがあふれ返っているのだから...
« pyokotan 一時行方不明になる | トップページ | 真夏のクッパ »
「携帯・デジカメ」カテゴリの記事
- ワンセグの悩み(2012.09.09)
- スマートフォンにしてしまいました…(2012.07.22)
- 【コネタマ】ガラケー派ですが、何か?(2011.06.05)
- 携帯、退院する(2011.03.11)
- 携帯、入院する(2011.03.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント