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2004/08/20

ソーラー電卓の電池交換

 家にあるソーラー電卓の調子が今ひとつよくなかった。表示が薄くなってしまうのである。ソーラーだから、基本的に電池切れはありえないはずだが、と思って本体をひっくり返してみると、この電卓は薄暗いところなどでは太陽電池ではなく、内蔵の電池(うちで使っているのはLR-44というアルカリボタン電池だが、薄型のものではコイン型のリチウム電池を使うものもある)から電力を供給するタイプのソーラー電卓だということがわかった。まぁ、確かにソーラー電池だけだったら、周囲の明るさで供給できる電力が左右されて、ちょっと暗いところだと使い物にはならんよな...
  というわけで近所の安売りコンビニでアルカリボタン電池を買ってきて電池を交換しようとしたが、ぱっと見たところ、電池交換部のふたがない。昔の単3型とかを使う電卓ではどこに電池が入っているかはふたの部分で容易にわかったし、ここの部分のふたは簡単に外せるようになっていたものだが...そういえばこの電卓、メーカーは名の通ったところ(カシオ)だが、裏には「ASSENBLED IN THAILAND」の文字。つまりタイで組み立てを行っている、って事だが、電卓も海外生産を行うようになると、値段は安くなるけど(買ったときは1,000円しなかった)、その分使い勝手も悪くなるものだなぁ...(-_-;)、と憤慨したものである。
 とはいえ、裏に使用している電池の型が記載されている、ということは、電池の交換はユーザーでもできるはず、そうでなければあの表示には意味はない、と、裏のねじを取り外しにかかる。そうでもしないと、電池の交換はできそうにないのは、火を見るよりも明らかだから。さおれに、会社に置いてあるオーロラの電卓(こちらは中国製)は、電池の交換は本体裏側のねじを外して、側面の隙間にマイナスドライバーを突っ込んでこじって裏蓋を開けるという、けっこう荒っぽいことをやって電池の交換をする、ということは知っていたから、おそらくそんな感じで交換するんだろう。
 ということで、本体裏側のねじの位置を確認。まずはキーの裏側にあるねじを外し、側面の隙間にマイナスドライバーを突っ込んで、裏蓋を外す。
 あれっ、ない。どうやら電池はここにはないらしい。ということは、表示部の裏? 裏蓋を元通りに戻して、今度は表示部の裏側にあたる部分のねじを外す。
  ねじは外れた。外れたはいいが、今度は裏蓋が外れない。側面の合わせ目にマイナスドライバーを突っ込んでもこっちは容易に外れそうにない。まぁ、表示部は液晶だから、簡単に外れたら外れたで始末の悪いことになりそうだ。
 考えること十数秒。そういえば、表示部は見やすいように角度を変えられるんだっけか、と表示部を起こしてみる。起こせる限界近くまで起こしたところ、ふたはあっさりと外れ、電池が見えた。電池の極性を確認後、古い電池を外し、新しい電池に入れ替え、裏蓋を取り付けて、ねじをしめなおす。ようやく電池交換が終わった。
 電池を新品に入れ替えた甲斐もあってか、表示はくっきりとしている。新品当時、かどうかはわからないが、それに近いくらいにはなったと思う。
 まったく、電卓の電池交換くらいで右往左往するのもなんだけど、今じゃ安売りしている電卓だと1,000円で釣りが来る時代。もしかしたら電池が切れただけであっさり買い換える人もいるかもしれない。そのほうが手間もかからないし、安上がりだと。まぁ、確かに電池交換をサービスセンターに依頼するくらいなら、確かにそのほうが安上がりだと思うけどね...
 でも、電池は消耗品なのはわかりきっていることなんだから、これくらいは自分でやらないとね。
 これは余談だけど、パソコンの内蔵時計とかCMOS情報を保持するための電池。これもユーザで容易に交換できるようにしてほしいねぇ。これのためだけに、サービスセンターに作業を依頼すると、1万円以上かかってしまうけど、自分でやれば、部品代だけで終わるからねぇ。もっとも、そのためには、その部分の電池に容易にアクセスできるような構造と、容易に入手ができる電池を使用することが条件だけどね。今は生産を終了してしまったけど、HPの200LXってこれ用の電池は容易に入手可能なCR2032というコイン型リチウム電池を使っているから、この辺のメンテナンスは簡単なんだけど、他のはどうなんだろうなぁ?

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検索でこちらに辿り着きました。中盤で仰られていた、まさにそのオーロラ社製の電卓の電池交換を母から頼まれて難儀していた所だったんです。…まさかマイナスドライバーでこじ開ける仕様とは思いもよりませんでした(汗;)。お蔭様でこちらの電卓も無事復活しました。本当に助かりました。どうもありがとうございました。^^;

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