小笠原高気圧のルーツ
東京新聞の8/11の夕刊にこんなことが載っていた。
日本に高温多湿の夏をもたらす高気圧、小笠原高気圧は太平洋高気圧の一部というのが今までの定説だった。
しかし、海洋研究開発機構地球シミュレータセンターの榎本剛研究員の分析によると、小笠原高気圧は太平洋高気圧の一部というより、アジア中・西部上空の大気の波の影響が強い、ということがわかったそうだ。
この理由として、小笠原高気圧は背が高く上空10km以上でも高気圧だが、太平洋高気圧は上空数kmまでに限られること、従来発生原因とされていたフィリピン近海での大気の活発な対流活動がなくても小笠原高気圧のような背の高い高気圧に8月の日本は覆われることがシミュレーションで突き止められたこと、アジア中・西部の砂漠上空の強い放射冷却がない場合、8月の日本付近に高気圧が現れないことがわかった、と言う事があげられている。
今年の猛暑は、放射冷却で発生するロスピー波という大気の波が強くて偏西風が大きく蛇行し、この波のエネルギーが十分日本付近にも伝わったからということである。
ちなみに冷夏だった昨年はこの波のパターンは出なかったそうである。
日本ってこんなところでもシルクロードとつながっていたんだねぇ...
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