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2004/08/10

ポップスと民族楽器

 先ほどトルコ料理の話を書いたけど、ええい、もう一丁というわけで。別に1つのお題について、1つしかトラックバックをかけてはいけないということはないよね。
 ここをよく訪れる方ならご存知だろうが、私はここ最近トルコやアラブの音楽にはまっている。適度にエキゾチックで適度にアジア的だからだ。5拍子とか7拍子とかちょっと日本では耳にすることのないリズムとか西洋の12音階で表現しきれないような微妙な音程にとまどわさせられることもあるが、コブシを利かせた歌い回しなどは日本の演歌に通じるところもあり、江波戸昭氏の言う「シルクロードはこぶしロードでもある」という言葉にも納得させられるものがある。
 そして、何よりうらやましいというか驚かされるのは、最先端のポップスにも伝統的な民族楽器が使われることがあり、それがちっとも違和感を感じさせないことだ。何しろ、クラブ・ミュージックにさえも顔を出すくらいだから、普通のポップスでもそれくらいは普通である。ハルクと呼ばれる民族歌謡とかトルコの演歌といわれるアラベスクなどは、言うまでもない。
 翻ってわが日本。J-POPのバックで三味線が出てくるかい? 尺八は? 胡弓は? まず出て来ないよね。演歌でたまにあるくらいでしょ。まあ、沖縄民謡が影響を与えているくらいじゃない?
 でもよく考えてみれば、今ワールドワイドにひろまっている楽器ってほとんどがインドから西アジア起源なんだよね。アラブ歌謡で渋い音色を聴かせてくれるウードは西にひろまって、リュートやマンドリンを産み出したし、ケマンやラバーブといわれる擦弦楽器はバイオリンの先祖だし、サントゥールと呼ばれる2本の撥で弦を叩く楽器の子孫が今のピアノ。ネイやズルナといったダブルリードの笛は今のクラリネットやオーボエの先祖(クラリネットはシングルリードだって? あれは、西洋人がダブルリードをもてあました挙句に、ああいう風に「改良」したんだよ。)だし。ギターもタールと呼ばれる中央アジアのトルコ系遊牧民が愛用していた弦楽器が先祖だというし...
 それだからかなぁ?

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