夏といえば...
ただ暑いのは我慢できる。しかし、蒸し暑いのは勘弁してほしい。高温多湿の夏は北国生まれの私には地獄だ。
さて、そんなにほんの夏を乗り切るのに、古来から「う」の字で始まる食べ物がよいという。
まず、うなぎ。万葉集の時代から、夏負けによいということで有名である。絶食したままで200日生き、海水でも淡水でも適応し、短時間なら泥の上を這うこともできるというタフさと、豊富なビタミン類とカルシウムの含有量を誇る栄養価の高さも特筆ものである。何より、タレの香ばしい匂いがいい。
夏場は思い切り食欲の落ちてしまう私もうなぎを目の前にすると、「いくらでもかかって来い」という気持ちになってくる。最近は養殖技術の進歩のおかげで贅沢なことを言わなければ、それなりに安いものも買える。何しろ、牛みたいにBSEにおびえる心配もないし...
そして梅干。酸っぱいものが苦手だった子供の頃は敬遠していたが、一度味をしめてからというもの、一時は梅干がないとご飯がのどを通らないのではないかというほどにはまったものである。今は、もう少し理性的に?付き合うようになったけど、たくあんと梅干どっちをとる? と言われれば、まよわず私は梅干をとる。
この当たりはまあ、順当だろう。あと、私の場合、これにうどんが入る。これは決して今日のさぬきうどんブームにおもねったわけではない。そば、うどん、ラーメンの中で一番すんなりと腹に収まるのが私はうどんだからである。そばも嫌いではないが、あの独特の香りのせいで、ある程度食べると、「もういいや」という気持ちになってしまう。ラーメンはスープにどっぷり使っている分、スープで腹がくちくなる、という感がぬぐえない。特にこってり系のスープだと化学調味料の味が前面に出すぎて、それでうんざりすることもあるし...うどんはその点、味や香りに癖がないから、いくらでも入ってしまう。しかも、満腹感はラーメンよりもすがすがしい。
これらのおかげで何とか夏を乗り切ってきた、というところが私にはある。
え、うさぎ? 確かに「うさぎおいしかの山」とか言う歌はありますけど、これは食べたことはないので何とも...
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コメント
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こちらにもコメントどうもです。
私の場合、北海道生まれ東京育ちなんですが、なぜかそばは余り好きでないんですよね。麺類は小麦系をもって上とする、という意識が強いです。妹は子供時分はそばは頑として食べませんでしたけど。
別にアレルギーとかそういうわけではなく、単に嫌いだったようで...
投稿: いんべひろし | 2004/07/15 23:01
いんべひろしさん、こんばんは。
私のblogにコメントありがとうございました。
私は夏の麺類は圧倒的に蕎麦とそうめんです。
特にそうめんは出番が多く、
そうめんばっかりでは栄養が足りないので
ウナギや焼肉で補う、って感じです(^^;
ちなみに私は名古屋人なんですが
きしめんはそれほど好きではありません。。。
投稿: takeco | 2004/07/14 22:48