今改めて問う、「アジア」って?
アジアという言葉はどこから来ているかご存知だろうか?
実はアッシリア語の「アス」(「東」とか「日出る国」という意味)から来ているそうである。
もともとは今のトルコ共和国のアジア部分のアナトリア半島あたりを指す言葉だったが、時代とともに範囲はより東へと拡張され今はユーラシア大陸の中部・東部およびそれに付属する島々を含めてアジアといっている。「元祖」アジアのアナトリアは「小アジア」と特別な名で呼ばれてもいる。
と何でこういう話を持ち出すのかって? ここ最近、CDショップのワールドミュージックのコーナーにあるアジアンポップスとかアジアン料理とかいうカテゴリに異議があるからだ。
中国、韓国、台湾、東南アジアだけがアジアか? アジアはそんなに狭くない。まあ、確かに中国の大地は広いけど...
アジアはアナトリアから日本、シベリア(シベリアの最東部は日本よりさらに東にある)まで延々と続くのだ。アジアといってしまったら、東アジア、東南アジアはもちろん、シベリア、中央アジア(カザフスタンとかウズベキスタンとか「スタン」の付く国々ね)、インド亜大陸、中東まで含めてはじめてアジアである。アジアは多様なのだ。そのごく一部だけを切り取って軽々しく「アジアンなんとか」なんていわないでほしい。
日本も一応はアジアだけど、それはアジアの概念が東へ東へと拡張されたから、アジアに加えてもらったようなものである。中国や韓国、台湾、東南アジアもしかり。
もっと「アジア」という言葉にはみんな敏感になってほしい。
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